毎月分配型ファンドのパフォーマンスと元本払戻金

毎月分配型のファンド

投資信託の世界では、昨年まで毎月分配型のファンドが脚光を浴びていましたが、今年に入ってこのタイプのファンドに対する人気も低調になってきたようです。というのは、昨年までは円安・株高により順調にパフォーマンスをあげていたファンドも、今年は円高・株安により軒並みパフォーマンスを落としているからです。ただ、毎月分配型のファンドの場合には、毎月支払われる分配金の額が、それほど減ったというわけではありません。

分配金と元本払戻金の違い

それでは、毎月分配型のファンドの人気がなぜ無くなったのでしょうか?それは、去年までは、ファンド自体のパフォーマンスが良くて、分配金がきちんと毎月支払われていたのに対して、今年は、ファンド自体のパフォーマンスが良くないので、元本払戻金が毎月支払われるようになっているからです。つまり、毎月受け取る金額は同じでも、去年まではファンドの運用利益でまかなわれていたものが、今年はファンドの元本を取り崩してまかなわれるようになっているわけなのです。

ファンドの分配金と株式の配当金の違い

つまり、毎月分配金を受け取っているとはいっても、それは運用結果の果実ではなく、単に自分が前に支払った額が返ってきているのに過ぎないということです。でも、この元本払戻金の場合には、約20パーセントの税金は免除されていますから、この点は投資信託の場合には良心的だと言えます。というのは、普通の株式の場合には、その会社の業績が悪化して株価が急落したとしても、支払われる配当金に対しては約20パーセントの税金がかかるからです。

投資とファンドについて説明します。投資とは資本を増加させるために資本を投じることです。ファンドとは資金を運用して得られた利益を出資者に還元する仕組みのことです。投資先の一つとしてファンドがあります。